蘭陵笑笑生

蘭陵笑笑生(らんりょうしょうしょうせい、簡体字表記:兰陵笑笑生、本名不明、生没年不詳)は、中国明代小説家文人。中国四大奇書の一つ『金瓶梅』の作者である。『金瓶梅』が中国文学史上の傑作にもかかわらず、その実像はまったくわからない。中国では「蘭陵笑笑生は誰か」という論争が、現在にいたるまで続いている。中国の教科書においては作者不詳とされている。

蘭陵笑笑生は、明代の他の文人であったのではないかという別人説もある。中国金瓶梅学会の元副会長である呉敢によれば、王世貞屠隆・李開先・徐渭・王穉登・賈三近らが蘭陵笑笑生と同一人物ではないかという説を挙げている[1][リンク切れ]

出典

  1. ^ 「《金瓶梅》及其作者蘭陵笑笑生」 - 新華ネット・2003年12月16日より(中国語)

関連項目

  • 金瓶梅 - 作者の項目も参照。
  • 山東省 - 蘭陵は山東省の地名。金瓶梅にも山東省の方言がみられる。
  • 厳嵩 - 蘭陵笑笑生は厳嵩であったとする説もある。逆に厳嵩を批判するために書かれたとも。
  • 四大奇書
  • 紅楼夢
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